私たち、QuietOnチームは、新商品「QuietOn Sleep」の製造工程を順調に、また早急に量産を開始させる為に準備を進めております。

現在は、量産開始前の最終調整として、必要である全ての検証テストを実施し、最善を尽くしております。こちらの最新情報では、R&D(研究開発)及び製造状況についての詳細、次の製造工程についてご報告いたします。

これまでに実施してきた製造工程について

モード切り替えボタン

モードを切り替える為のボタンとPCB(プリント基盤)上にある実際のスイッチコンポーネントの間に不必要な隙間があることをわかりました。また、幾つかのコンポーネントとエラストマーの間の隙間は、非常に小さいものです。

これを解決する為には、この隙間を埋め、エラストマーの調整加工が必要です。新しいプラスチック素材は、既に工場に届き、その他のコンポーネントとの組み立てを行いました。今回の修正変更により、ボタンはきちんと機能することは確認でき、また、ボタンの下に幾つかの素材を追加することで、スイッチコンポーネントにより近くに配置することを可能にしました。

The tactile switch is located between charging contacts on the PCB.

 

製品使用中は、このボタンを押すことで、「スリーピング」or「ヒアリング」モードへ切り替えることができます。こちらは、「QuietOn Sleep」で新たに加わったとても便利な機能です。飛行機での移動中、機内のアナウンスを確認する際、もしくは話しかけられた際に、耳栓を装着したままモードをボタンで切り替えるだけで、周囲の音が聞こえるようになります。 

マイクガスケット

PCB(プリント基盤)の表面をスムーズすることで、マイクガスケットを確実に密閉できるようにしました。

この改善前の段階では、本来、マイクガスケットがきちんと密閉させるべき部分に筋のような跡が残っていました。この跡がPCBの表面に小さなむら(凸凹)残す原因であることがわかり、この問題を引き起こしていた部分から位置をずらし改善しました。柔らかいエラストマー素材のマイクガスケットの高さも拡大させました。これらの変更により、PCBにガスケットが確実に密閉できるようにしました。

Microphone gasket in the top cover is pressed against the surface of the PCB.

製造ライン

量産を開始する前には、ありとあらゆる全ての工程を十分にテスト検証する事が非常に重要である為、これまでも様々な製造工程を繰り返し、テスト検証を実施してきました。各工程を進めては、製品性能に影響を及ぼす可能性のある問題を認識し、その都度、問題の改善修正を実施してきました。現在は、私たちのパートナーである協力会社の工場にて問題なく動作確認ができた製品も製造できております。製造工程の全てにおいて、最も信頼できる組み立て方法生み出だす為に、現在も様々な組立方法のテストを繰り返し実施しています。

超音波接合

製造工程の一つに、超音波接合を採用しています。

超音波接合とは、材料に超音波振動を加えながらソリッドステート(固体)を接合させる製造手法の一つです。

この方法は、プラスチック材料に使われることが多く、また、特に異種物質を接合する際に採用される方法です。超音波接合では、材料を結合する為のボルト、釘、はんだ付け用の材料、接着剤も必要ありません。

この手法は、コンポーネント同士を結合させるために最適です。この工程では、気密性、耐久性を確保し、鋭いエッジを作らないことが大切です。

この方法を採用することにより、 ネジなどで固定する為のスペースを確保する必要がない為、より小さい製品を作り出すことが可能です。

The sonotrode (a tool that creates ultrasonic vibrations and applies this vibrational energy to a gas, liquid, solid or tissue)

これは、耳栓のトップカバー(上部)の部分で、耳栓のボディ(本体)と接合されます。

This is the bottom part of the ultrasonic tool used to assemble the top cover with the earplug’s body. Here we used a universal “spike bed”. It will later be replaced with a machined fixture.

接合工程の前には、圧力放出チャンネルの通気抵抗を測定しています。(実際、工場では、耳栓6セットを超音波接合しました。)

この超音波結合工程中には、耳栓トップカバーの柔らかいエラストマー部分が溶け、穴が空いてしまうことが確認できました。超音波エネルギーが、エラストマー素材が耐えるには、少し高すぎました。一方で、エラストマー素材に全くダメージがないものも確認できていますが、硬いプラスチックを結合する場合には、この結果では不十分でした。

超音波結合とガスケットの気密性については、測定を行い、不具合のあるものについては、分析を行いました。

超音波接合していない製品の幾つかは、接着接合させ、耳栓が機能することは確認できています。

解決策&改善期間

超音波接合の改善については、引き続き、サプライヤーと一緒に進めております。

解決策としては、接合形状を修正し、エラストマー部分に接触させないようにします。

 

The height of the ultrasonic welding rib was increased to improve the welding strength.

 

圧力放出チャンネル

スピーカーガスケット

スピーカーガスケット製造工程の改善は進めておりますが、最新のプラスチックサンプルの寸法に誤差、また表面の質に欠陥があることがわかりました。

この原因の一部は金型の最終確認の問題であり、またその他の部分では、とても小さいサイズに正確な機能を設計することが難しい為です。

プラスチックメーカーとは特製の重要性についての話し合いを進めてきました。 品質には影響させないように、圧力放出チャンネルの幅と深さをわずかに増加させました。

次の工程

高品質の製品を製造できるように、引き続き、最新の注意を払い製造工程を進めていきます。プラスチック部分の変更と接合工程の変更においては、ここから追加で3週間が必要となり、現在予定をしております4月出荷に向けて準備を進めていきます。

ご支援いただいたお客様に一日でも早く新商品をお届けできるように努めてまいります。

The working products assembled at the lab and the factory.

QuietOnチーム

Pin It on Pinterest